【投資初心者向け】販売所と取引所、ビットコインはどこで買う?

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ビットコインは「販売所」と「取引所」で買えるって聞いたけど、どっちで買ったらいいのかな? 違いを知りたい!

ビットコインは「販売所」と「取引所」で買うことができます。

こちらの記事でも少し触れましたね。

ここでは、「取引所」での購入方法をご紹介しました。

じゃあ、「販売所」で買うとどうなの?というのを、今回取り上げたいと思います。

私もメインで使っているコインチェックを例に、実際の購入画面を見ながらご説明しますね。

後でも触れますが、コインチェックは「取引」手数料が無料という特徴があります。

アプリもとても使いやすく、初心者にも扱いやすいので、まだコインチェックの口座を持っていないなら、こちらの記事を参考に、ぜひ開設してみてくださいね。

もくじ

販売所と取引所の違い

ビットコインを始めとする仮想通貨(暗号資産)は、暗号資産交換業者を通して売買します。

「暗号資産交換業者」の例

・コインチェック
・ビットフライヤー
・GMOコイン   …などなど

一般的に、この「暗号資産交換業者」の中に「販売所」と「取引所」があります。

(ただし、「暗号資産交換業者」を単に「取引所」と呼ぶこともあります。)

それでは、「販売所」と「取引所」とは何でしょうか? どう違うのでしょうか?

「販売所」とは

「販売所」とは、暗号資産交換業者(コインチェックなど)から直接、仮想通貨を買ったり売ったりする場所です。

たとえばコインチェックなら、アプリを開くとまずこのような画面が出ます。

下の方にある「売却」「購入」を押すと売却、購入の画面に移り、金額を入力すれば取引が行われます。

簡単ですね。

(実際の画面は後ほどご紹介しますね。)

上の画像のように、アプリを開いた時点では、ビットコイン(BTC)が表示されています。

下の方に、仮想通貨の銘柄が並んでいますね。

この部分は下にスクロールでき、売買できる仮想通貨が一覧になっています。

コインの名前をタップすると、現在価格やこれまでの値動き(チャート)が表示されます。

コインチェックは仮想通貨の取扱銘柄が多いのも評判で、2022年1月時点で17種類あります(2022年1月時点)。

コインチェックの取扱銘柄 図の16銘柄と「パレットトークン(PLT)」で合計17種類(出典:https://coincheck.com/ja/article/336)

取引所とは

「販売所」は、コインチェックなどの暗号通貨交換業者と直接売買する場所でした。

一方「取引所」は、ユーザー同士が仮想通貨を売ったり買ったりする場所です。

少し難しくなってきましたね。

ユーザー同士といっても、誰かと直接やりとりするというわけではなく、システムがマッチングさせてくれるので、私たちは買い(売り)の注文を出すだけです。

取引相手を意識するようなこともありません。

取引所の画面を開くと、こちらの画像のように「買い板/売り板」というものを見ることができます。

赤色の字の部分が、売りたい人が「このレート(単価)で、この数量だけ売りたい!」、緑色の字の部分が「このレートで、この数量だけ買いたい!」という内容です。

この画面には「売りたい」「買いたい」が10件ずつ表示されていますが、「もっと高く売りたい」「もっと安く買いたい」という注文ももちろんたくさんあります。

ちょうど真ん中の「売りたい」「買いたい」がマッチしたところで、取引が成立していきます。

実際に板を見ていただくとわかりますが、活発に取引されていると、この内容は目まぐるしく変わっていきます。

取引所で売買できる銘柄は、販売所と違って少ないのが普通で、コインチェックでは画像のように5種類です(2022年3月時点)。

「販売所」と「取引所」のメリット・デメリット

「販売所」と「取引所」の特徴をご紹介しました。

違いはわかったけど、結局どっちを選んだらいいの?


それでは、その判断材料として、「販売所」と「取引所」のメリットとデメリットをご紹介しますね。

「販売所」のメリット・デメリット

まずは、「販売所」のメリット・デメリットをご紹介します。

「販売所」のメリット

・取引所に比べて、操作が簡単

・その時点でコインの価格が決まっているので、その価格ですぐ買えるすぐ売れる

・取引所に比べて、取扱銘柄が多い

「販売所」のデメリット

・取引所に比べて、手数料が高い

・購入額と販売額の差が大きい

「取引所」のメリット・デメリット

次に、「取引所」のメリット・デメリットをご紹介します。

「取引所」のメリット

・販売所に比べて、手数料が安い(コインチェックは無料)

「取引所」のデメリット

・取引所に比べて、少し操作が難しい

・取引がマッチするまで時間がかかることがあるので、買いたいときに買えない売りたいときに売れない

・取引所に比べて、取扱銘柄が少ない

「販売所」と「取引所」の特徴を比較

「販売所」と「取引所」を、4つのポイントで比較してみましょう。

販売所取引所
手数料×
(高い)

(安い)
操作
(簡単)

(やや難しい)
取引成立
(すぐ成立)

(マッチすれば成立)
取扱銘柄
(多い)

(少ない)

「販売所」は、簡単な操作で、買いたい(売りたい)タイミングですぐに取引ができます。

一方、「取引所」は操作がやや複雑になり、マッチングするまで時間がかかる場合もありますが、手数料が安いという大きなメリットがありますね。

手数料ってどれくらい違うの?

手数料の差、気になるところですよね。

コインチェックを例に、詳しく見てみましょう。

「販売所」と「取引所」の手数料の差はどれくらい?

コインチェックの公式サイトでは、取引に関わる手数料について、このように説明があります(2022年3月時点)。

「販売所」の手数料

コインチェックの販売所手数料(出典:https://coincheck.com/ja/info/fee)

「取引所」の手数料

コインチェックの取引所手数料(出典:https://coincheck.com/ja/exchange/fee)

コインチェックでは、「取引所での手数料」が無料です。

ですから、「手数料の差」は、「販売所での手数料」そのもの、ということになります。

説明文を読んでもピンときませんね。

実際の画面を見てみることにしましょう。2022年3月21日の画面キャプチャを使用しています。

この時点での1BTCの価格は「4,923,156円」です。

この画面の下のボタンから「売却」「購入」に進んでいくと、販売所での取引ができます。

まずは「売却」を見てみましょう。

1BTCの価格は「4,772,600円」です。

画面遷移のタイミングで誤差がありますが、トップ画面の価格より約「151,000円」だけ「安いですね(表示価格より安く売ってしまうということ)。

「購入」の場合はどうでしょうか。

1BTCの価格は「5,072,537円」です。

こちらも同じくトップ画面の価格より約「151,000円」だけ、今度は「高いですね(表示価格より高く買ってしまうということ)。

この差が手数料に相当します。この時は、1BTCの価格に対して約3%です。

コインチェックの販売所での「手数料相当額」は0.1%〜5%との記載があり、この範囲に含まれますね。

ちなみに、0.1%なら約5,000円、5%なら約250,000円です。

かなり差がありますね!

また、売却額と購入額の差を見てみると「299,937円」です。

購入後にすぐ売ったとしても、プラスマイナスゼロにはならないどころか、1BTCあたり30万円もマイナスになってしまうということです。

販売所での売買には慎重になった方が良さそう…

といっても、この差はあくまで「1BTCあたり」のもの。

一度に1BTC(この時点で約500万円)をまとめて買うなんてこと、私たちにはなさそうですよね。

現実的な金額を使って、コインチェックを例に、実際のアプリ画面を見ながら比較してみましょう。

「販売所」と「取引所」の価格差は実際どれくらい?

購入時の金額は、「販売所」と「取引所」で、どれくらいの差があるのでしょうか。

価格は刻々と変動しているので、画面遷移の間にも価格が異なります。

こちらで紹介している数値は、あくまで目安としてご覧ください。

「販売所」の価格の例

まずは「販売所」を見てみましょう。

アプリのトップページでビットコインを選択した状態で「購入」を押すと、ビットコインの購入ページに進みます。

右上に、1BTCの価格が表示されています。

この時は「5,069,966円」ですね。

これが「販売所」でのビットコインの単価です。

ちなみに、金額の左側に欠けた円が見えており、これがひとまわりすると、価格が更新されます。

購入したい金額のところに、たとえば「25,000円」と入力してみます。

この金額で購入できるビットコインの数量が、金額の欄の下に表示されます。

この画面の時点で25,000円で購入できるビットコインの数量が、「0.004931BTC」ということです。

「取引所」の価格の例

それでは「取引所」はどうでしょうか?

買い板/売り板を見てみましょう。この瞬間でもっとも安く売りに出されているのは、1BTCあたり約「4,921,000円」です。

さきほど例に挙げた「25,000円」で買えるビットコインの数量も計算してみましょう。

買い板/売り板の中から買いたい金額をタップすると、現物取引画面に反映されます。

もっとも安いところをタップすると、レートは「4,921,715円」と入力されたので、概算の欄に購入金額「25,000円」を入力します。

すると、注文量が自動的に計算されます。

このとき、25,000円で買えるビットコインの数量は「0.00507953BTC」です。

「販売所」と「取引所」の金額を比較

まずは、1BTCあたりの価格を比較してみましょう。

1BTCあたりの価格

販売所:5,069,966円
取引所:4,921,715円
差:148,251円

この時点でビットコインを25,000円買おうとすると、どれくらいの数量を購入できるかというと、

25,000円で買えるBTCの数量

販売所:0.004931BTC
取引所:0.00507953BTC
差:0.00014853BTC

その差は、「0.00014853BTC」です。

意外と差がない?と数値を見る限りは思うのですが、これが何円に相当するかというと……約730円です。

25,000円購入して、730円の違いです。こちらもビットコインの価格差と同じく、この時は「3%」です。

この差は大きい…!

私は、小さな金額でコツコツ買い増していくことをおすすめしているので、その都度手数料がかかると、やがて大きな金額になってしまいます。

取引所で買えば、この差額もビットコインを買うのに当てられるということです。

販売所に比べて少しだけ手間はかかりますが、「取引所」で買うことをおすすめするのは、こうした理由からです。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

おわりに

今回、「25,000円」で比較しましたが、なぜこの金額を例にしたかというお話を、最後に付け加えておきます。

実は、「取引所」は最低0.005BTCからでないと取引ができないという制約があるんです。

この記事を書いている現在、ビットコインの価格は約500万円。

0.005BTCは、約25,000円です。

取引所で買える最低金額、ということで、この金額を例にご紹介しました。

販売所で購入するメリットもあるので、「もっと少額から始めたい」「手軽にできる方がいい」ということであれば、販売所を利用するのも良いと思います。

その時も、手数料のことは頭の片隅に置いておいてくださいね。

目的に合わせて、賢く使いたいですね。

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