投資に興味があるけど、やっぱり怖いな…。初心者でも失敗しにくい方法があれば教えてほしい!
投資というと、初心者には「怖い」というイメージがありますよね。
投資は貯金と違って、元本割れすることもあります。
「怖い」とはつまり、「お金が減ったらどうしよう」ということですよね。
そこで、初心者にぜひ知っておいてほしい投資方法をご紹介します。
それは「分散投資」です。
リスクを減らすための重要な考え方なので、投資を始めるなら、その意図や方法を知っておきましょう。
この記事では、分散投資がどのようなものか、そして、具体的にどのようにすれば良いのかを、初心者にもわかりやすくご説明します。
分散投資って何?
分散投資とは
分散投資とは、特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行うことです。
株式を例に取ると、ひとつの会社の株をたくさん買うのではなく、業種の違う株をいくつか買う、といった感じです。
「特定の商品」という表現を使いましたが、バランス型の投資信託は国内外の株式や債券がパックになっているので、ひとつの商品の中で分散投資ができます。
分散投資が必要な理由
「卵はひとつのカゴに盛るな」
投資の世界に、こんな言葉があります。
どういうことかというと…
卵をひとつのカゴに入れてしまうと、そのカゴを落としたとき、卵が全部割れてしまうかもしれませんよね。
でも、いくつかのカゴに分けていれていれば、カゴをひとつ落としても、他のカゴに入っている卵は無事です。
投資に置き換えてみましょう。
ひとつ商品だけを買っていて、後に大暴落してしまったら、資産を一気に失ってしまうことになります。
しかし、様々な商品を買っていたとしたら、ひとつが大暴落しても、他のところでは資産を守ることができます。
また、ひとつが暴落しても他のものが高騰すれば、プラスマイナスゼロにすることもできます。
これが分散投資です。
投資である以上、リスクをゼロにすることはできませんが、リスクは低くすることができます。
もちろんそのぶんリターンも少なくなる可能性がありますが、一点集中してハイリスクを狙うのは、初心者にはおすすめできません。
分散投資は投資の鉄則です。
プロの投資家でない限りは、分散投資をしておくのが賢明です。
分散投資の4つのポイント
具体的に、どのように分散投資をすれば良いのでしょうか?
ポイントは4つです。
この観点で、投資する商品を選んでみると良いでしょう。
分散投資の方法①商品を分散させる
分散投資のポイントの1つめは、商品を分散させる方法です。
金融商品にはいろいろあります。
・株式
・債券
・リート(不動産)
・年金
・保険 ……など
すべてのものに投資する必要はありませんが、リスクが分散できる資産配分を考えましょう。
たとえば、株式はリスクが高め、債券はリスクが低めなので、これらを組み合わせることでリスクを平均に近づけることができます。
また、組み合わせる割合でリスクレベルを調整する方法もあります。
たとえば、ある程度リスクを取れる若いうちは株式を多めにする、定年が近づき資産を守る方を重視するようになれば債券を多めにする、といった選択もできます。
分散投資の方法②国を分散させる
分散投資のポイントの2つめは、国を分散させる方法です。
特定の国の株式や債券ばかりに投資していると、不景気や戦争などの影響で資産が減ってしまうことになります。
国内、海外の株式や債券を組み合わせるようにしましょう。
また、海外はさらに、先進国と新興国に分けられます。
先進国はアメリカをはじめとした国々で、新興国は発展途中の国々です。
先進国に比べて新興国はハイリスクなので、これらも組み合わせによってリスクレベルを調整することができます。
分散投資の方法③通貨を分散させる
分散投資のポイントの3つめは、通貨を分散させる方法です。
2022年6月現在、深刻な円安となっています。
ドルに対する円がどんどん安くなり、持っているのは同じ1万円でも、以前の1万円より価値が下がっているのです。
日本国内だけで生活していればいいんじゃない?ということにはなりません。
物価は上がり、同じものが同じ値段で買えなくなります。
こうした状況に備え、日本円をドルや他の通貨、また、仮想通貨に替え、通貨を分散させて持っておくことは、リスクを減らすために大切なことです。
分散投資の方法④時間を分散させる
分散投資のポイントの4つめは、時間を分散させる方法です。
どういうことかというと、購入時期を集中させないということです。
安いときに購入できれば良いのですが、いつが一番安いかは誰にもわかりません。
一度に買って、その後大きく値下がりすると、損失も大きくなってしまいます。
購入時期を分散させ、リスクを分散させましょう。
定期的に購入して価格を平均化させると(ドルコスト平均法)さらに効果的です。
自動積み立てを利用すると、ほったらかしで時間を分散させながら投資できるので便利です。
分散投資の具体例
最初にひとつお伝えしたいのは、投資には正解がない、ということです。
投資目的、ライフスタイル、年齢など、まったく同じ人はいませんよね?
これらの違いよって、投資方法はまったく異なります。
誰かが言った方法が、必ずしもあなたにピッタリ合うわけではないのです。
そんなわけで、これから私自身の投資についてご紹介しますが、あくまで参考程度にとどめてください。
また、私は投資の専門家ではありませんので、自分で勉強して今現在はこんなふうに投資している、というだけのこと。
これは自分に合いそうだな、これはちょっと違うな、と考えながら、サラッと読んでみてください。
【ワーママのリアル】どうやって投資をしているの?
まずは、何に分散させているのか?ではなく、私が使っている投資の方法からご紹介します。
・会社の確定拠出年金の投資信託
・証券会社の投資信託
・株式投資
・仮想通貨
私は会社員なので、会社の確定拠出年金で投資信託を積み立てています。
その他に、証券会社のNISA口座で投資信託の積み立てをしたり、少額から購入できる株式に投資したり、仮想通貨を運用したりしています。
【ワーママのリアル】何に分散投資しているの?
分散投資の観点から見てみます。
・会社の確定拠出年金の投資信託:国内外の債券と株式
・証券会社の投資信託:国内外の債券、株式、リートなど
・株式投資:米国株式
・仮想通貨:主にビットコイン
分散投資のポイント①(商品の分散)のように、株式、債券、バランス型投資信託に入っているリートを組み合わせています。
また、ポイント②(国を分散)のように、国内外、海外は先進国と新興国に分散させています。
ポイント③(通貨を分散)の観点では、日本円を仮想通貨に替えて運用しています。
(ドルも購入したいのですが、思い立つのが遅く円安が加速したため、様子を見ています。)
ポイント④(時間を分散)は積極的に実施していて、私は基本的に、ほったらかしの積み立て投資がメインです。
こんなふうに、なるべくリスクが小さくなるように、投資先を分散させるよう心がけています。
おわりに
投資初心者に絶対知ってほしい分散投資についてご説明しました。
ワーママとしての私のリアルな投資事情もご紹介しましたが、何か参考になりましたでしょうか。
突き放すような言葉ですが、投資は自己判断・自己責任で行いましょう。
といっても、ものすごく勉強して勉強して、バッチリわかったから始めるべき!というわけではありません。
小さく始めて、実際に経験しながら試行錯誤を重ねていくもの良いと私は思っていますし、私自身がそんなふうに投資経験を積んでいます。
そうしているうちに、なんとなくわかってきて、自分の判断と責任で投資ができるようになります。
分散投資でリスクを分散しながら、小さくコツコツ経験を重ねましょう!
「少額から始める&リスクを分散させる」この方法なら、怖がらずに投資を始められそう!